塩こうじについて調べていくと、いつの間にか「菌」の世界に入り込んでいました。
塩こうじの原材料のこうじは、米などに「こうじ菌」と呼ばれる菌が付着してできたものです。
ですから、塩こうじと細菌とは、切っても切れない関係にあります。
菌というと、悪いイメージが先行しますが、こうじ菌を始めとする、有用な菌もたくさんあります。
環境にもよりますが、およそ空気1立方メートル中に1万個ほどの色々な細菌が浮遊しているそうです。
塩こうじがこれだけ大人気となり家庭で手作りをする方が増えていますが、塩こうじを作っている間は、納豆を食べてはいけないというのです。
どういうことかというと、納豆も、納豆菌という菌がついている食品で、この納豆菌というのが、かなり強い繁殖力を持っているのだそうです。
そしてかなりの高温になっても死滅しないぐらい、しぶといらしいです。
納豆があると納豆菌が空気中に漂い、それが、作成中の塩こうじに入り込み、こうじ菌が納豆菌にやられてしまうということのようです。
ただ、納豆を食べていなくても、自然界の空気1立方メートル中には、納豆菌が数百個浮遊しているらしく、そう考えると、納豆を食べる、食べないは塩こうじ作りに関係があるのかないのか・・・。
影響を受けるとなると、本当の無菌室でしか、塩こうじをつくることができなくなってしまいますからね。
しかし、実際に、こうじ屋さんでは先祖代々納豆は食べないそうです。
真相やいかに?